クラフトマンの皆さん、こんにちは!マテウスヌードやファーポンポンハットなど、ステッチ&ストーリーのパターンには、モスステッチと呼ぶ美しい風合いのステッチが多く使われています。 大西洋の反対側では、同じステッチをシードステッチと呼んでいますが、モスステッチは少し違います。 アメリカのモスステッチは、イギリスのモスステッチをアレンジしたものですが、アイリッシュモス・ステッチとも呼ばれているので、少し混乱するのも無理はありません。 どちらのステッチパターンも、大西洋のどちらの側にいても、心ゆくまでモスステッチが楽しめるように、以下にその概要をご紹介します。
BEGINNER’S GUIDE – How to BRITISH MOSS STITCH (SEED STITCH) AND AMERICAN MOSS STITCH
British Moss Stitch / Seed Stitch と American / Irish Moss Stitchはどちらもリバーシブルステッチパターンなので、両側の作品がほぼ同じになるのが特徴です。 このため、モスステッチはスカーフやブランケットなど、両面が見えるものに適しています。 モスステッチのパターンは、偶数針にニット(編み目)とパール(縫い目)を交互に重ねていくだけの簡単なものです。 ブリティッシュモス・ステッチ/シードステッチは2段の繰り返し編み、アメリカン/アイリッシュモス・ステッチは4段の繰り返し編みです。
Chunky Tassel Throw
British Moss Stitch / Seed Stitch
アイビーブレードトラッパーハットやアップデートしたミッフィーセーターのカフス、裾、カラーなどスティッチ&ストーリーパターンで多く登場するモスステッチ模様です。 同じ列でニットとパールを交互に編み、次の列で逆のステッチを編むことで生まれます。 4282>
偶数目(2の倍数目)
1段目の編み始め。 * k1、p1、*から終わりまで繰り返す。
2行目。
1~2行目を希望の行数まで繰り返します。
ヒント:ブリティッシュモスステッチ/シードステッチは、一行ごとにニットとパールのステッチを交互に編むことが必要です。 キャストオンの数が奇数の場合は、前の行で終了したステッチから次の行を開始するだけです。 ニットステッチで終わってパールステッチで始めると、リブステッチになってしまうので注意しましょう。 同じ列でニットとパールを交互に編み、その列を繰り返し、次の列で逆のステッチを編み、その列を繰り返します。
偶数のステッチ(2の倍数)をキャストして、
1列目。 * k1、p1、*から終わりまで繰り返す。
2行目。 * k1、p1、*から終わりまで繰り返します。
3行目: * p1、k1、*から終わりまで繰り返します。
4行目: * 4282>
American Moss Stitch vs British Moss Stitch
これで、イギリスとアメリカのモスステッチの違いに迷わなくなり、それぞれの種類に挑戦できるようになったのではないでしょうか? 編み物やかぎ針編みのパターンには、そのパターンを構成する個々のステッチの概要が必ず書かれていますが、編み始める前に、どのパターンも一通り読んで、その内容をよく把握しておくとよいでしょう。 モスステッチが使われているパターンでは、それがイギリス式なのかアメリカ式なのかも確認することができます。 パターンの見方については、「Part1」と「Part2」のブログで詳しくご紹介しています。 また、リピートの解読についてのブログ記事もあります。 私たちはモスステッチの質感と汎用性が大好きです。バウンティースローにもモスステッチが使われています。