Background: 高齢初産婦は35歳以上で初めて妊娠に至る女性と定義される。 このような妊娠は現代社会では一般的になってきており、伝統的にハイリスクとみなされている。

目的 35歳以上の高齢初産婦の妊娠転帰を20~25歳の若年初産婦のそれと比較検討することである

方法 2005年7月1日から2010年6月30日までに教育病院で出産した単胎妊娠の高齢初産婦82名(研究群)の妊娠経過を、同期間に同院で出産した若年初産婦131名(対照群)の妊娠経過と比較検討した。

結果 調査期間中の分娩数は3,189件であり、高齢初産婦の発生率は2.6%、39件に1件であった。 平均年齢は試験群36.4±0.9歳,対照群23.1±1.6歳であった。 貧血、分娩前出血、妊娠悪阻、子宮内発育不全、糖尿病、子宮筋腫の発生率は、対照群に比べ高齢初産婦で統計的に高かった(p < 0.05 )。 帝王切開率(53.7%)、会陰切開率(94.6%)を含め、頭蓋骨盤不均衡、第二期遷延、胎児苦痛、原発性産後出血も統計的に高かった(p < 0.05).

結論 高齢のprimigravidaは依然としてハイリスク妊娠であり,その発生率は高い。 彼らは有害な妊娠転帰と産科手術的介入と有意に関連していた。 早期の妊娠予約と産科的な警戒が高齢者の妊娠経過を改善するものと思われる.

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