1. n.

主に液切れ防止に用いられる掘削液添加剤で、天然セルロースをモノクロロ酢酸と水酸化ナトリウムで反応させてCMCナトリウム塩にすることで製造されている。 CMCの20wt%までが副生成物であるNaClとなることがあるが、精製されたCMCにはNaClは微量である。 CMCは、セルロースのグルコース環上のOH基をカルボキシメチル基(-OCH2-COO-)にエーテル結合させたもので、CMCはこのカルボキシメチル基が結合したものである。 (各グルコース環には反応可能なOH基が3つあり、置換度=3である。 置換度はポリマーの水溶性と陰性度を決定し、CMCの泥水添加剤としての効果に影響を与える。 泥水に使用される掘削グレードのCMCの置換度は、通常0.80~0.96程度である。 カルボキシメチルセルロースは、低粘度(CMC-Lo Vis)または高粘度(CMC-Hi Vis)のグレードが一般的で、いずれもAPI規格が定められています。 粘度は出発セルロース材料の分子量に大きく依存します。

参考文献 Hughes TL, Jones TG, and Houwen OW: “The Chemical Characterization of CMC and Its Relationship to Drilling-Mud Rheology and Fluid Loss,” SPE Drilling & Completion 8, no. 3 (September 1993): 157-164。

同義語:CMC

参照:ベントナイト、炭酸カルシウム、カルボキシメチルスターチ、カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロース、セルロース系ポリマー、乳剤泥、ジップ泥、ヒドロキシエチルセルロース、ライム泥、ポリアニオン性セルロース、カリウム泥、海水泥

同義語:Synology(synonyms): CMC

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