トマトクロロシスウイルス(ToCV)は、世界中で一般的にトマトの植物に感染します。 このウイルスは植物にクロロシス病を誘発し、大きな経済的損失をもたらす。 ToCVの検出には逆転写ポリメラーゼ連鎖反応が唯一利用できる方法である。 しかし、現在、ToCVのコートタンパク質遺伝子を基に作成した16アミノ酸のオリゴを含む抗原を用いて、モノクローナル様の抗血清を作製することに成功している。 本研究の目的は、(1)トマト植物におけるウイルス抗原に対する抗血清反応を解析すること、および(2)抗血清の力価を測定することであった。 血清反応は、アガロースゲル沈殿試験(AGPT)およびドット免疫結合試験(DIBA)を用いて解析した。 抗血清の力価は,ToCVに感染したトマト葉の組織から調製した原液を用いて測定した。 その結果、AGPT法では抗原抗体複合体の沈殿が見られず、本法はウイルスの血清反応解析の信頼性に欠けることが判明した。 一方、DIBAは、ToCVを含む樹液に抗血清を反応させると強い陽性シグナルを示したが、健康なトマト植物から抽出した抗原では陽性シグナルを示さなかった。 さらに、この方法では、抗血清の力価は1/10000に達した。 従って,DIBAはこのモノクローナル抗血清を用いたToCVの信頼性の高い血清学的手法であると考えられる<7723>。

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