ラファエロ作『アテネの学校』よりプラトン&アリストテレスを中心に

前387年頃に創立したプラトンは、最後の当主ラリッサのフィロが前84・83年に死去するまでヘレニズム時代を通して存続し、その学問的権威は、プラトーがアテナイ・アカデミーに入学していた頃からのものである。 この間、最も有名な学生はアリストテレスで、彼は20年近くアカデミーで学んだ後、前343年にアレキサンダー大王の家庭教師になり、前335/334年にはリセウムで教えるようになった。 その後、新プラトン主義の哲学者たちが5世紀初頭にアカデミーを復活させ、529年にユスティニアヌス帝の勅令でアテネの高等教育機関がすべて閉鎖されるまで、再び繁栄した。 このように、アカデミーは西洋で最も早い時期に設立された高等教育機関の一つである。 哲学のほか、物理学、数学、天文学などの学問が教えられていたようだ。 現在、プラトンアカデミーの遺跡は、ゴミ、侵食された壁、錆びた柵、あるいは全く保護されていない状態、ごくわずかな案内板のみという悲しい状態で放置されています。 ギリシャの現在の財政危機を考えると、これはすぐに変わりそうもない。

プラトンのアカデミーの候補地は、ギリシャの首都アテネの北西にあるアカディミア・プラトノス小区(図1、赤)にあり、アテネのアクロポリスから約3km、アテネ農業大学から北にわずか数百mのところに位置している。 中心部のGPS座標は、37° 59′ 33″ N, 23° 42′ 29″ Eです(Google Mapで見るにはここをクリックしてください)。

Fig. 1: アテネのプラトンのアカデミーの遺跡の位置

プラトンのアカデミーの遺跡は、現在公共の公園として利用されている。 公園の名前はArcheologiko Parkoo Akadimias Platonosで、ドラコントス通り(図2・青)とモナスティリウ通り(図2・赤)によって4つの部分に分かれている。

Fig. 2: The four parts of the Akadimia Platonos park

最寄り駅はアテネメトロのレッドライン(M2)のΜΕΤΑΞΟΥΡΓΙΟΥ (Metaxourgio; Fig. 3, A) で、地下鉄の駅である。 市内中心部(地下鉄駅:Syngrou Fix, Akropoli & Syntagma)から来る場合は、M2をΑΝΘΟΥΠΟΛΗ (Anthoupoli) 方面に行く必要があります。 地下鉄のΜΕΑΤΞΥΡΓΙΟΥ 駅からプラトンアカデミーまでは北西に徒歩20分である(図3, B)

Fig. 3: 最寄り駅からPlato’s Academyまでの徒歩ルート

あるいは、バスを利用することもできる。 地下鉄のΜΕΑΞΟΡΓΙΟの駅から徒歩2分、同じ名前のAchilleos通りのバス停で51番線に乗ればいいのです。 バスは日中(月〜日)、約10分おきに運行しています。 プラトンアカデミーのすぐ隣にあるΠΑΛΑΙΟΤΕΡΜΑ (Palaio Terma)で6駅後にバスを降りてください。

2015年6月8日(月)に訪れた際に撮影した写真をご紹介します。

プラトンとその作品に興味がある方は、Richard Kraut教授によるStanford Encyclopedia of Philosophyのプラトンの項目( plato.stanford.edu/entries/ plato)から始めるとよいでしょう。 プラトンの対話篇のテキストへのリンクはこちら。

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